資産管理ラベルを貼る位置はどこがベスト?
バーコードラベルについて語るシリーズ、第4回。過去記事はこちらをどうぞ👇
バーコード管理のメリットに始まり、ラベルの選定方法、印字内容までお話ししました。最後はそのラベルを「資産のどこに貼るか」について考察します。ただ闇雲に貼ればいいんじゃないんです。意外と大事なんですよ、貼る位置。
見栄えが大事?運用が大事?
「バーコードを使って什器・備品の棚卸をしたい」というお問い合わせから受注に至ったお客様で、当社が初期棚卸の代行を承ったことがありました。作業日当日、ラベルの貼付位置についてお客様に確認をとっていたところ、
会議室のイスは座面の裏に貼ってください
なんともまた見つけにくいところに!理由は「お客様を通す部屋だから、見栄えが悪くなるのはNG」。わかる。
でも、考えてみてください。我々が代行してラベルを貼るときはいいとして、今後自分たちで定期的に棚卸をする際、毎回イスの裏をのぞき込むという動きが発生します。腰痛持ちのスタッフには絶対頼めない作業ですね。会議室が広ければ広いほど、イスの数が多ければ多いほど、見栄えと引き換えにとんでもなく面倒な作業を行わなければならないわけです。
何のためにバーコード棚卸を導入するのか。棚卸作業の正確性・効率性を向上するためです。見つけやすく、スキャンしやすい位置にラベルを貼らなければ、ラベル管理の意味がありません。
ラベルが見えるのは恥ずかしいこと?
運用面に加えて気になることがもう1つ。そもそもラベルが見えてしまうのって恥ずかしいことなんでしょうか。会議室に入ったお客様がラベルを見て「ダサッ」なんて思うのでしょうか。高級レストランのイスやラグジュアリーホテルのソファならともかく、会議室のイスですよ。むしろ「当社は管理意識の高い会社です」というアピールポイントになるのでは…。
このことを先ほどのお客様に話してみたところ、「そうだね」と納得していただけました。
(´-`).。oO(見えるところに貼る以上は丁寧に、きちんと水平に貼りましょう。ラベルが斜めになっていると見栄えの悪さが急激に増すので、貼付作業は几帳面なスタッフが担当するほうがいいですね🤫)
貼る位置のルールを決めよう

それでは「見えるところに貼る」ことを踏まえた上で、具体的な貼付位置を決めていきましょう。まずは基本のルールから。
- 正面があるものは正面左上に
- 正面がないものは目につきやすい位置に
- 支柱などの曲面には縦貼り
正面があるものは正面に。どこが正面かわからないものは、配置したときに目につきやすい位置に。左上か右上かはどちらでも良いのですが、必ずどちらかに統一しましょう。位置は下ではなく上のほうがわかりやすいです。また円柱型などの曲面に貼らなければいけないときは、バーコードが歪んで誤読してしまわないよう、ラベルを縦貼りにしましょう。ラベルの向きは左を上にするのがベスト。
種類別の貼付位置
基本のルールを決めたら、種類別の貼付位置をもう少し細かく決めてみましょう。ここでは一例を挙げてみます。
什器・備品
| 資産名 | 貼付位置 |
|---|---|
| デスク | 袖机の左上 |
| オフィスチェア | 背もたれ背面の左上 |
| 書棚 | 正面左上(高すぎて手が届かない場合は届く範囲の左上) |
メーカーや型番によって貼れる位置・貼れない位置が異なってくるので、上記はあくまで「基本」として臨機応変に対応しましょう。オフィスチェアの背面が布張りだったら、布面は避けてフレームに貼るなどの対応が必要です。
IT機器
| 資産名 | 貼付位置 |
|---|---|
| 液晶モニタ | 正面左上(フレームレスの場合は台座左下) |
| デスクトップパソコン | 正面左上 |
| タワー型サーバー | 正面左上 |
ラックサーバーやブレードサーバーなどは正面に貼付スペースがない場合が多いので、側面にするのか上面にするのか、それとも別でタグを取り付けるのか、あらかじめ考慮しておくと良いですね。
細かく決めすぎると破綻する

資産管理に意欲のある方ほど細かなルールを作ってしまいがちですが、やりすぎには注意。「この型番だとルール通りの位置に貼れないんだけど」という例外が増えてしまい、せっかく決めたルールが成立しなくなってしまいます。
そんなときは「ここに貼る」よりも「ここは避ける」を優先しましょう。
- 見つけにくい位置
- 高すぎる、低すぎるなどラベルスキャンに苦労する位置
- ラベルが剥がれやすい材質の位置
- 製品ラベルやリース会社のラベルなど、ほかのラベルに近い位置(読み間違いを招く)
今後の運用管理や効率面を考えれば、何を優先するべきかが自ずと見えてくるはずです。
そうは言っても難しい!自分じゃ決められない!
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この記事の監修者
古畑 剛
株式会社アセットメント 代表取締役
大手企業のオーダーメードシステム開発にPMとして20年以上従事。受託開発のエキスパートとして経験を重ねる中で、システム運用の奥深さと難しさを痛感する。
2013年に社内資産管理に特化した株式会社アセットメントを設立し、同年に運用を重視したシステム、「Assetment Neo」をリリース。
現在は数百社に及ぶ導入・運用支援で得たノウハウを発信中。