社内資産にラベルを貼る!事前準備と貼付作業時のポイント
社内資産の台帳はすでにあるけれど、資産にラベルは貼っていない。これから本格的に資産管理を行うのなら、まずは今ある資産にラベルを貼っていかなければ!よくわかんないけどとりあえず片っ端から貼ればいいんだよね?
簡単そうに見えて、実は盲点が多いラベル貼付作業。今回は、何度も貼付作業を行ってきた我々の経験則から、意外な落とし穴や事前に準備しておいたほうが良いこと・ものについてお話したいと思います。
ラベル作成から貼付ルール決めまでの流れは過去4回にわたってご紹介していますので、そちらもあわせてどうぞ💁♂️
- 第1回:棚卸にバーコードを使うメリットを改めて考える
- 第2回:サイズは?色は?バーコードラベルの種類と選び方
- 第3回:社内資産管理のラベルには何を印字するべきか
- 第4回:資産管理ラベルを貼る位置はどこがベスト?
台帳とラベルの準備
次の棚卸のとき、棚卸ついでに担当者にラベルを貼らせれば簡単だよね
軽い口調でこうおっしゃる方、意外と多いです。棚卸用の台帳と一緒にラベルも印刷して、各部門に配る。あとは現場が棚卸をしながらラベルを貼ってくれる。簡単そうに聞こえますが、ポイントを押さえるかどうかで効率が大きく変わってきます。
作業手順を考えてリストを作る
部屋の端から順に棚卸&ラベル貼付ができれば、無駄な動きがなく効率的に作業が進みますね。台帳やラベル台紙の資産番号も、モノが置いてある順に並んでいれば探す手間が省け、作業がすごく楽になります。でもそんな都合の良い話はありません。
現実は、下記の2パターンのどちらかの方法で作業を行うことになると思います。どちらのほうが効率的でしょうか。
- モノが置いてある順にラベルを貼る。モノを見つけるたびに台帳をペラペラめくり、ラベル台紙を広げ、該当の資産番号を探す。
- 台帳のリスト順にラベルを貼る。リストの上から順にモノを探し、点在している場合は部屋を行ったり来たりする。

1番の場合は、その都度台帳とラベル台紙から資産番号を探さなければならず、量が多ければ多いほど大変な労力になってしまいます。特にロール状のラベルをクルクル伸ばして探す大変さときたら…!ですので当社の推奨は2番。一つひとつの資産番号を確実に潰し込んでいくために、リストの上から順にモノを探していくことをおすすめします。行ったり来たりは致し方なし。それよりもミスなく正確に潰し込むことを優先しましょう。
ただし、台帳の並び順とラベルの並び順は必ず統一すること。台帳は昇順なのにラベルは降順、なんて混乱するような並び順は避けましょう。まさか番号がまったく連続していないランダムなんてことは…もはや担当者への嫌がらせです😱
当日の体制と意外な持ち物
台帳とラベルの準備ができたら、いよいよラベル貼付本番。リストの上から順に資産を探し、ラベルを貼っていくわけですが、ここにもちょっとしたポイントが。
作業は二人一組で行う
台帳とラベルを持つだけなんだから、1人でも十分作業できるのでは…?と思いますよね。たしかに荷物はそんなに多くない。でも、ラベルが斜めにならないように慎重に貼ろうとすると、台帳やラベル台紙の束は邪魔になるので、そこらへんに置いてしまいがち。
- 対象資産の場所に移動してきたら、まずは台帳にチェックを入れる
- 台帳やラベル台紙の束を一旦そばに置き、該当ラベルを取り出して貼付する
- 台帳とラベル台紙を持ち、台帳を確認しながら次の対象資産へ
これを繰り返しているうちについやってしまうんです、ラベルの置き忘れ。
以前、工場の現場でこの問題が発生したことがありました。ラベル貼付後、次の資産に移動するときにうっかりラベル台紙の束を置き忘れてしまい、そこへたまたま役員が通りかかり…💦工場は製品にゴミや異物が混入しないよう、徹底した対策が行われている場所です。そんな厳しい場所でやらかしてしまったら、もうお察しの通り。
置き忘れ防止のため、荷物は必ず手で持つよう徹底しますか?そうなると無理して荷物を抱えながらの貼付作業になるので、資産の場所や体勢によってはラベルが斜めに。それってとっても見栄えが悪い。
だから当社のおすすめは二人一組での作業。役割を分担すれば、荷物を置くことなくスムーズに作業を進めることができます。
ちなみに…Assetment Neoの棚卸アプリを使えば、スマホが台帳とペンの代わりになります。これならスマホとラベルを持つだけで済むので、1人での作業も可能。(宣伝)
ゴミ袋を携帯する

最後に持ち物。ラベルのゴミ(剥離紙)を入れる袋を携帯する。
ラベルを剥がしたあとに残る剥離紙のゴミ問題。ラベルの枚数が多ければ多いほど、このゴミのボリュームが大変なことになるんですよね。服のポケットには到底入りきらないですし、すぐ近くにゴミ箱があるとも限りません。
当社がラベル貼付を代行するときは、腰にポーチをつけてゴミ対策をしていました。ポーチの用意はなかなか大変かもしれませんが、せめてレジ袋は携帯しておきましょう。袋をベルトループ(パンツのベルトを通すところ)にくくりつけ、貼付作業で出たゴミをそこにホイホイ入れていけば、両手をふさぐことなくゴミ問題も解決できます。
ポイントを3つ語っただけで文字数が…!ラベル貼付時に出てくる問題はまだまだありますが、それはまた次の機会に。
この記事の監修者
古畑 剛
株式会社アセットメント 代表取締役
大手企業のオーダーメードシステム開発にPMとして20年以上従事。受託開発のエキスパートとして経験を重ねる中で、システム運用の奥深さと難しさを痛感する。
2013年に社内資産管理に特化した株式会社アセットメントを設立し、同年に運用を重視したシステム、「Assetment Neo」をリリース。
現在は数百社に及ぶ導入・運用支援で得たノウハウを発信中。